電気工事士の転職は30代でも可能?転職を成功させるためのポイントを紹介  

皆さん、はじめまして。東京都練馬区で主に電気工事士・電気工事施工管理を手がけている生田電工株式会社です。


今回は、弊社のメイン業務である、「電気工事」についてです。電気工事は、人々の暮らしを支える電力を届け、修理・保守する役割を担っています。具体的には、家庭やオフィス、公共施設などの照明設備の設置、修理・保守や、エネルギー効率の高いLED照明の設置、省エネ・エコな電気環境を実現する太陽光システムの各種工事などを実施しているのが特徴です。設計から電気工事、弱電工事や空調工事まで幅広く対応可能なため、手間やコストの削減に貢献しています。


また、電気工事士とは、電気工事に専門の技術や知識を有し、電気設備の設計・施工・保守などを行う資格を持った方のことです。電気工事士への転職を検討しているものの、30代からの転職は難しいのではと懸念されている方も少なくありません。


本記事では、電気工事士への転職が30代からでも可能どうか、転職に有利な資格、電気工事業界の将来性について紹介します。




■電気工事士への転職は30代からだと厳しい?



年齢が高くなるほど、新しい職業に転職することは難しくなる傾向がありますが、電気工事士への転職は30代からでも十分可能です。実は、2015年に経済産業省が実施した「電気保安人材の中長期的な確保に向けた課題と対応の方向性について」の調査によると、第一種・第二種電気工事士の保有資格者の多くが55歳前後ということが分かりました。そのため、30代はまだまだ若い人材であるといえます。また、電気工事業界は将来的に人手不足になる可能性が高いため、30代からの転職は十分可能なのです。




■電気工事士の転職に有利な資格



電気工事士への転職において、給与や福利厚生といった条件がより良い企業への転職を目指すのであれば、資格保持者が優遇されます。転職に有利な資格を3つ紹介します。



・転職に有利な資格① 電気工事士一種

電気工事士一種は、工場やマンション、大型ビルや公共施設など、さまざまな建物の配線や電気設備の設置などが可能です。特定の職場に限られず、建設現場や発電所、通信設備などさまざまな職場で求められるのが強みでもあります。取り扱える作業は、最大電力500㎾未満の電気工事です。電気工事士一種は業務独占資格のため、無資格者による作業は法律で認められていません。無資格者が配線を追加したり、電気設備を設置したりすると法令違反です。電気工事士一種は、後述する電気工事士二種よりも幅広く業務を行えるため、待遇が良くなる企業も増えます。より高収入を求める方におすすめの資格です。



・転職に有利な資格②電気工事士二種

電気工事士二種は、小規模な店舗や一般住宅など小規模施設で電気工事が行える資格です。屋内の配線や照明の工事、コンセントの設置や交換など600V以下で受電する設備の電気工事を行えます。経験を積めば、現場代理人として現場をまとめる立場にも従事することが可能です。電気工事に関わる企業は、第二種電気工事士がいなければ電気工事自体できません。そのため、電気工事士二種の取得は就職や転職、収入の増加にも有利です。



・電気主任技術者

電気主任技術者は、第一種~第三種まであり、現場の監督も任せられる資格です。電気工事士の資格に比べると資格試験の難易度は高くなります。電気設備の保安監督は電気主任技術者の独占業務であり、高収入が見込めるのも魅力です。就職や転職、キャリアアップを目指すならとっておきたい資格でしょう。




■電気工事業界の将来性や動向は明るい


結論からお伝えすると、電気工事業界に将来性はあります。現代社会において重要な役割を果たしており、需要の高い産業の1つといえます。電気工事業界の将来性や動向が明るいと考えられる理由を2つ紹介します。



・電気工事業界の将来性が明るい理由①IT分野の成長に電気が必要不可欠

特にIT分野の成長には電気が必要不可欠のため、伸びているIT業界と一緒に成長していける可能性があるのが大きなメリットです。IOT(モノのインターネット)の技術の進化により、「インターネットはコンピュータ同士を接続するためのもの」という概念から、スマートフォンやタブレット、スピーカーやカメラにも接続できるものとして、インターネットに接続する流れは増加しています。デジタル化された音楽や映像、写真などが、世界中に張り巡らされたインターネットを介して、今後ますます伝達されると考えるのが一般的です。このようにIT分野が拡大を図るためには、電気工事抜きには実現できません。



・電気工事業界の将来性が明るい理由②人のチェックが必要

電気工事の仕事が、AIに奪われる可能性は低いです。電気工事は危険を伴う作業のため、必ず人間のチェックが必要になります。例えば、高所での作業や高電圧の電気設備に関わる作業などは、安全対策が重要であり、人間のチェックや監視が必要です。一方、AI技術の進化によって、一部の電気工事作業が自動化される可能性もあります。例えば、ドローンを利用した高所作業やロボットアームを用いた設備メンテナンスなどです。一定のパターンに決められた作業であればロボットにもできますが、電気工事士のように臨機応変に作業をこなすにはまだまだ難しいでしょう。


現時点では電気工事業界において人間の技術や知識が必要であり、全ての作業を自動化することは難しいとされています。緻密な配線作業や複雑な設備の設置など、人間の判断力や経験が必要な作業が多いためです。


ただし、電気工事業界の人手不足が進んでおり、問題視されています。経済産業省が公表する「電気保安人材の中長期的な確保に向けた課題と対応の方向性について」によると、2020年頃から人材不足が顕在化する見込みです。その代わり、電気工事士1人ひとりの価値は上がることになるため、収入が上がる可能性もあります。




■電気工事の現場で活かせる経験は?



電気工事士の現場で活かせる経験に、現場監督の経験が挙げられます。畑違いの仕事から電気工事士になる方は多く、いろいろな業務経験がある方は重宝されるでしょう。そのなかでも現場監督の経験は活かしやすく、歓迎される傾向にあります。


電気工事業界の人手は不足しており、現場監督に従事できる方も不足している状態です。責任のある立場のため、電気工事士として一定のキャリアがあれば誰でもなれるわけではありません。そのため、現場監督の経験がある方は貴重な人材なのです。




■生田電工では電気工事士・現場監督を募集中!



生田電工では、電気に携わる業務全般を行う「電気工事士」と、お客様や業者との打ち合わせ段取り手配を行う「現場監督」を募集しています。工事士として技術を磨く道、現場監督として現場の安全管理や工程管理をする管理側に回る道といったキャリアの選択肢が豊富です。また、仕事は一般の家庭から店舗、オフィスまでさまざまなため、飽きることなく仕事に取り組めます。


生田電工には、業界での経験が豊富なベテランスタッフが多数在籍しているため、仕事は基礎からしっかりと学べます。充実した教育体制のもと指導しているため、電気工事への興味と熱意があれば、30代以上や資格をお持ちでない方でも大歓迎です。仕事は現場への直行直帰が多く、通勤に大きく時間を取られることもありません。そのため、プライベートとの両立がしやすいのもメリットです。資格補助制度にも力をいれており、無資格者でも集中して学習に取り組める環境を用意しています。まずはお気軽にご相談ください。