電気工事士とは?第一種・第二種電気工事士のできることの違いや、資格取得のメリットを解説

皆さんこんにちは。東京都練馬区を拠点に、電気工事や通信工事、消防設備工事を手掛けている生田電工株式会社です。


電気設備は、私たちの生活や仕事になくてはならないものであり、安全に使用するためには専門の資格を持った電気工事士による工事が必要です。電気工事士の資格は2種類あり、取り扱いが可能な工事の範囲も異なるため、双方の資格の内容をしっかりと理解しておくことも大切です。


今回は、電気工事士の資格について、種類ごとにできることの違いや、資格を取得するメリットなどを詳しくご紹介します。




■電気工事士とは?



電気工事士とは、電気設備の工事・取扱のために必須とされる国家資格です。電気工事には、感電や漏電などの危険なリスクを伴うことから、電気工事士法第1条において、資格のない人物が電気工事を行うことはできないと定められています。


電気工事士が携わる仕事には、建築電気工事と鉄道電気工事があります。建築電気工事は、建設物の屋内外で使われる電気設備の設計及び施工を行う工事であり、身近に感じられる電気工事と言えるでしょう。主な仕事内容は、外線配線工事・屋内配線工事・冷暖房設備工事・ビル管理の4つです。コンセントや照明器具取り付けなどの細かい作業から、電気配線の設計など仕事内容は幅広く、活躍できる現場も多岐に渡ります。


一方、鉄道電気工事は電車が安全に運行できるよう、電気設備の点検及びメンテナンス・架線の張り替えなどを担当します。主な仕事内容は、変電設備工事・線路工事・駅の電気設備の点検工事の3つです。日本の鉄道が、安全な定刻運行を実現しているのは、電気工事士の仕事に支えられているからなのです。




■電気工事士の資格は2種類!


電気工事士の資格は2種類に分かれており、取り扱いが可能な電気工事がそれぞれ異なります。各資格について、詳しく見てみましょう。



・第二種電気工事士

第二種電気工事士は、一般住宅や小規模店舗・事務所・家庭用太陽発電設備の電気工事の施工が可能です。建物内にある電気配線や電気器具などの設備工事や配線工事などに携わることができます。


上記の仕事に加え、第二種電気工事士の資格を持っていると、現場代理人の仕事もできます。現場代理人は、電気工事の現場監督を指してさしています。現場代理人になるために必須の資格はありませんが、電気工事の知識が求められることから、第二種電気工事士の資格保有者が担当するケースが多いようです。


第二種電気工事士の資格を持っていると、仕事以外にもリフォームやDIYなどで知識やスキルを活かすことができます。防犯カメラの設置・壁スイッチの交換や移設など、電気工事士の資格が必須であり、無資格の人物が工事を行うことはできません。



・第一種電気工事士

第一種電気工事士は、第二種の業務範囲に加え、工場・ビル・病院・大型商業施設・高圧送配電線路など、規模が大きい設備の電気工事を担当できます。具体的には、電線の接続作業や配電盤の取り付け作業など、大掛かりな作業も可能となり、業務の幅も広げられます。


第一種電気工事士の資格を持っている人物は、電気工事に関する高い技術を持つと認められるため、資格手当の付与や昇進など、さまざまなメリットが期待できます。高い技術を保つため、法令により資格取得後5年に一度、定期講習の受講が義務付けられています。




■第一種・第二種電気工事士のできることの違いは?


第一種と第二種電気工事士では、工事において作業可能範囲が異なります。「電気工事士の資格は2種類」の項で解説した作業現場の違いは、最大電力の違いが関係しているのです。


第二種電気工事士が扱える設備は、600ボルト以下で受電するものと規定されています。一方、第一種電気工事士は、第二種電気工事士の施工可能範囲に加え、600ボルト以上かつ最大電力が500キロワット未満の設備において、工事の施工が可能です。最大電力が500キロワット以上の設備では、法律では電気工事士の資格が必須となっていませんが、実際には電気工事士の資格取得者が作業を行います。


電気工事単独の現場以外に、公共工事やインフラ関連などの幅広い現場やキュービクルの設置工事に対応するには、第一種電気工事士の資格が必要です。これに対し、第二種電気工事士は、一般の電気工事会社やビルメンテナンスなどで仕事を請け負うケースが多く見られます。




■電気工事士を取得するメリット


電気工事士の資格を取得すると、以下のメリットがあります。第一種・第二種とも、資格試験に向けてしっかりと勉強すれば合格が目指せますので、ぜひ取り組んでみましょう。



・一生仕事に困らない

これまでご紹介したように、電気工事の仕事は電気工事士の資格を持った人物が施工可能です。一度電気工事士の資格を取得すると、第二種については一生電気工事士を名乗ることができます。第一種は有効期限があるため、5年おきに今週の受講と更新手続きを取れば、第二種と同様に電気工事士として一生働けるのです。


電気工事の需要がなくなることはないほか、近年では建設工事や震災復興工事の増加により、電気工事の需要も高まっています。電気工事士は、活躍できる現場が広いことで求人も多く、生涯現役で活躍できます。年齢を重ねても、自分の体力に合った電気工事の仕事に携わって働き続けられます。



・キャリアアップ・年収アップを狙える

電気工事は社会生活に必要不可欠であり、あらゆる工事現場で電気工事が行われることで、電気工事士の資格取得者は需要が高まっています。電気工事会社だけでなく、建設会社やビルメンテナンス会社で、有資格者の採用を積極的に行っているのは、電気工事の重要性が関連しているのです。


有資格者には資格手当を付与する会社が多いほか、経験を積んで独立を目指す人もいます。キャリアアップや年収アップを狙いたい方には、電気工事士の仕事がおすすめです。


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第一種電気工事士の受験には現場経験が必要ですが、弊社では資格取得支援制度を利用して現場経験を積みながら勉強もでき、効率よく資格取得を目指すことができます。


電気工事士の資格を持っている方・現場経験がある方は、現場監督をお願いする可能性もございます。現場で工事がスムーズに進められるよう、これまで培ってきた経験とスキルを思う存分発揮してください。


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