女性の電気工事士が今増えてる理由とは?電気工事業界で女性が働くメリットを解説

皆さんこんにちは。東京都練馬区を拠点に、電気工事や通信工事、消防設備工事を手掛けている生田電工株式会社です。


電気工事士というと男性のイメージが強い職業ですが、実は女性の電気工事士も増えているのをご存知でしょうか?


その背景には、電気工事業界の深刻な人手不足や職人の高齢化などがありますが、女性ならではの強みが、電気工事でメリットとなっていることも大きな理由です。


最近ではリケジョという言葉とともに、機会いじりが好きな女性が注目され、電気工事士を目指す持つケースもみられます。


そこで今回は、女性の電気工事士が注目される理由から、働くメリット、注意点までお伝えしていきます。女性でも未経験から電気工事士に挑戦できますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。




■女性の電気工事士が注目されている理由とは?


近年では女性の電気工事士が増えつつあり、さまざまな理由から注目を集めています。

ここでは、女性の電気工事士が増えている理由を3つご紹介します。



・電気工事士の人材不足が深刻だから

電気工事士の仕事は、工事の需要が増え続けているにも関わらず、深刻な人材不足に陥っています。ベテランの電気工事士が退職したり、少子高齢化により入職者が減ったりといった理由が挙げられますが、今注目されているのは女性の働き手です。


電気工事業界における女性の数はまだ多くありませんが、女性を積極的に採用しようという企業も増えてきました。電気工事士の求人をみると「未経験歓迎」「無資格OK」「女性電気工事士も活躍中」といったキャッチフレーズをよく見かけるほどです。


実際に電気工事士として就職する女性は、未経験からのスタートや異業種からの転職が多いというデータがあります。


電気工事士は年齢制限も厳しくないため、子育てを終えた30代〜40代の方でも転職可能です。電気工事士は経験を重ねるほど収入アップが期待できる仕事なので、始めるのに遅いということはありません。



・女性にも働きやすい環境に変化しているから

女性の方であれば、電気工事士と聞いて、力仕事が多い・危険・きついといったイメージを持つ方も多いと思います。


確かに、重いケーブルを持ったり、ニッパーでケーブルを切断したりするときは、ある程度の力が必要です。天井での慣れない作業は不安もあり、きついと感じることもあるでしょう。


しかし、電気工事の仕事も徐々に機械化され、力仕事が減ったことで、女性でも働きやすい環境に変化しました。

現場によってはチームで協力し、重いものを持つ仕事は男性が行い、細かい作業は女性が行うようにして、効率よく進めているチームもあります。


働きやすい環境という観点からみると、電気工事士の仕事は残業が少ないために、家庭と両立しやすいこともメリットです。

住宅の電気工事は、遅い時間になると近隣住民の迷惑になるため、ほとんどの作業が朝9時〜夕方5時の間で行われます。



・女性の丁寧さや細かい気配りが評価されているから

女性の丁寧さや細かい気配り、手先の器用さは、危険をともなう電気工事に向いている資質です。一歩間違えれば感電や漏電事故につながる電気工事では、作業にも慎重さや丁寧さが求められます。


また、一般住宅の電気工事では、どうしても室内に入る必要があります。女性の一人暮らしやシングルマザー、高齢者の方などは、女性の電気工事士がいることで安心感を得るようです。


穏やかな口調や丁寧な雰囲気が伝わる女性の方は、お客様や取引先との打ち合わせでも場を和ませてくれます。


現場でも、女性の電気工事士がいることで、チームワークがよくなったり、コミュニケーションが取りやすくなったりすることが多いようです。


女性の電気工事士は、お客様や現場の作業員にとってもメリットとなります。




■女性が電気工事士として働くメリットは?


女性が電気工事士として働くメリットのひとつに、給与があります。


電気工事士の平均年収は、およそ400〜500万円です。現場の規模や経験、資格などで大きく変わりますが、女性の給与所得でみると、全国平均より高いという結果がでています。


国税庁によると、2021年度における給与所得者全体の平均年収は約443万円です。そのうち、男性の平均年収は約545万円ですが、女性の平均年収は約302万円にとどまっています。過去をさかのぼっても、女性の年収は男性の年収より約1.8倍低いという結果です。


電気工事士でも性別で多少の差はありますが、女性が未経験から就職・転職したとしても、関連資格を取得したり、経験を積んだりすることで高収入が期待できます。

厚生労働省による統計では、未経験で電気工事士を始めた人でも15年以上の経験を積むことで、年収が2倍近くになっている作業員が多くいるのです。


さらに、希少価値の高い電気工事士は、出産や育児などでブランクがあっても復帰しやすい仕事として知られています。




■女性が電気工事士になる際の注意点は?


女性の電気工事士は増えつつありますが、事前に知っておきたい注意点もあります。女性の方で電気工事士を目指す際は、次のことを理解しておきましょう。



・ある程度の体力は必須

電気工事士の仕事は、機械化が進んでいるとはいえ、重いケーブルを運んだり、一日中立ちっぱなしで作業したりします。屋外での作業は、暑さや寒さにも耐えなければいけません。

男性と同等とはいわないまでも、ある程度の体力は必要でしょう。


しかし、仕事に慣れてくれば自然と体力もついて、力の入れ具合やコツがわかってきます。最初はきついと感じるかもしれませんが、諦めずに続けることが大切です。



・電気工事士資格の取得が必要

電気工事士には、第一種電気工事士と第二種電気工事士の2つの国家資格があります。


未経験から電気工事士として就職・転職する場合、はじめは無資格でも問題ありません。見習いや研修生として、有資格者から仕事を教わるようになります。


ここで知っておいていただきたいのは、資格がなければ実際に電気工作物を扱う仕事はできないということです。

そのため、見習い期間中は、他の社員より収入が低くなることは避けられません。


すぐにでも電気工事士として活躍したい方は、なるべく早く第二種電気工事士の資格を取得することをおすすめします。


第二種電気工事士であれば、受験資格がないので、未経験でも受験もできます。


第二種電気工事士の試験は、学科試験と技能試験があり、合格率は60%前後です。

学科試験は、マークシート方式で行われ、電気についての基礎理論から配線方法などが出題されます。技能試験は、持参した工具を用いて、与えられた配線図を一定時間内に完成させます。


筆記試験には過去問があり、技能試験も公表問題から出題されるので、それほど難しいものではありません。

しっかりと準備を行えば、合格の可能性は高い資格といえます。




■女性の電気工事士として活躍したい方はぜひ生田電工へ!

この記事では、女性の電気工事士が増えている理由について、給与や資格、女性ならではの強みから注意点まで解説しました。

女性は手先が器用で丁寧な仕事ができるほか、気配りが上手なこともあり、危険と隣り合わせの建築業界では重宝される存在です。


生田電工では、女性の電気工事士が働きやすい環境を目指してさまざまな支援を行っています。未経験の方には「見て覚えろ」ではなく、一から丁寧に指導する教育体制があります。


仕事で必要な資格は、取得補助制度を利用しましょう。弊社の第二種電気工事士の合格率は、学科・技能試験ともに平均を上回っています。


さらに、生田電工は現場への直行直帰が多く、プライベートを充実させられるので、仕事と家庭の両立ができ、メリハリのある生活を送れます。


電気工事士に興味のある方、女性でも電気工事の仕事がしたい!という意欲のある方は、ぜひ生田電工へお気軽にお問合せください。