電気工事士の年収はいくら?具体的な年収アップの方法と将来性まで解説  

皆さんこんにちは。東京都練馬区を拠点に、電気工事や通信工事、消防設備工事を手掛けている生田電工株式会社です。


電気工事のスペシャリストである電気工事士を目指しているが、年収がどのぐらいなのか気になるという方は多いのではないでしょうか。また、年収アップを目標としている人は、キャリアアップの方法も知っておきたいところです。


今回は、電気工事士の年収及びキャリアアップの方法、未経験者や転職者の年収事情などについてご紹介します。




■電気工事士の平均年収



厚生労働省が公表した「令和3年賃金構造基本統計調査」の結果によると、電気工事士の平均年収は400万円から500万円程度で推移しています。男性の平均年収は462万円となっていますが、女性は男性よりも年収が少なくなっています。


実際の個々の年収は、電気工事士が保有する資格の種別(一種もしくは二種)・勤務地・仕事内容・会社の規模・経験年数などによって大きく影響を受けます。経験年数が長い・または熟練した技術を持つ工事士であれば、平均を大きく上回る年収が期待できるでしょう。



・年代別の平均収入

※参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 」


電気工事士の平均年収を年代別(男性)で見てみましょう。表の内容から、20代では359万円となっている年収ですが、年齢とともに年収も上がっていることが分かります。45歳から49歳になると、平均年収は600万円近くまで上がっています。




■電気工事士の年収アップのためのキャリアアップ方法

上記の表で紹介したように、電気工事士の年収は年齢とともに上がります。この他に、キャリアアップによって年収アップにつなげることもできます。具体的に、どのような方法でキャリアアップをしていくと良いのでしょうか。



・第一種電気工事士の資格を取得する

電気工事を施工するには電気工事士の資格が必須であり、無資格者は原則として電気工事はできません。電気工事士の資格には、第一種と第二種の2種類があります。


第二種電気工事士は、一般住宅や小規模施設など、600V以下で受電する一般用電気工作物の工事に従事可能です。スイッチやコンセントの設置など、身近な電気工事に対応できます。一方、第一種電気工事士は第二種の工事範囲に加え、工場やビルなどの大規模施設・高圧の送配電線路などの電気工事を扱うことができます。規模の大きな電気工事を施工したい場合は、第一種の資格が必要です。


上記の理由から、第二種よりも第一種の方が仕事の幅を広げられます。資格取得のための試験難易度も第一種の方が高く、第一種を取得すると知識やスキルのアピールにつながります。就職に有利になったり資格手当が見込めたりすることで、年収アップが期待できるのです。



・関連する資格を取得する

表にもあるように、電気工事に関連する資格は、電気工事士以外にも複数存在します。これらの資格を取得すると、さらなるキャリアアップが目指せます。


電気工事施工管理技士や電気主任技術者などは、電気工事士と同じく国家資格のひとつであり、資格取得により国から技術が認められるのです。積極的に資格取得に向け勉強していきましょう。




■未経験者や30〜40代の転職でも大丈夫?

ここまで紹介したように、電気工事士は年代が上がりキャリアアップが進むにつれ、年収もアップします。では、電気工事士の未経験者や、30代から40代のタイミングでの転職では、年収アップを狙えるのかを見ていきましょう。


電気工事士の仕事は、見習いからスタートしたのち仕事を覚えて一人前に成長し、キャリアを積む流れが基本です。未経験から電気工事士の仕事を始めた段階での月給は、およそ18万円から22万円程度と言われています。この金額を年収に換算すると、大卒の初任給とほぼ同じ年収に達します。


会社によって差はあるものの、第二種電気工事士の資格を取得すると年収アップが見込めるようになり、第一種電気工事士になるとさらに年収が上がります。規模が大きい会社ほど、年収も高くなる傾向が見られるのが、電気工事士の仕事の特徴です。


電気工事士が携わる仕事範囲は幅広く、需要や将来性も高いため、未経験や転職で電気工事士を目指している人も心配は要りません。入社後に資格を取得したうえで経験を積み、技術力を高めて昇進していくことで、年収アップも目指せます。


生田電工では、電気工事に関する資格を何も持っていない完全な未経験の方でも、資格取得補助制度により、仕事に必要な資格は入社後に取得できますので、安心して入社いただけます。先輩のサポートを受けながら、積極的に資格取得へチャレンジしていきましょう。




■電気工事士の需要と将来性



電気工事士は、私たちの生活や仕事に必要不可欠な電気を扱う仕事であり、社会生活のインフラを支える重要な役割を果たしています。


近年では、IT技術の発展により、今までよりも多くの電気が必要とされています。特に、システム系(IoT・AIなど)やハードウェア系(パソコン・タブレット・スマートフォンなど)の情報通信分野において、通信回線や基地局などの工事が増加しているのです。


さらに、高度化する防犯システムも、電気工事士の需要が高まっている要因のひとつです。犯罪の検挙だけでなく、発生抑制にも防犯カメラが役立っており、防犯システムの設置・保守・管理などの工事で電気工事士が活躍しています。このため、電気工事士の存在価値自体も上がっています。


電気工事士の仕事のうち、単純な作業とも言える電気設備保守の仕事だけは、AIにとって代わる時が来るかもしれません。しかし、実際の電気設備の施工や周囲とのコミュニケーションなどは、AIでは代替できません。電気工事士の仕事は、今後もなくなる可能性はないため、高い需要が続いていくのです。




■まとめ



電気工事士の年収アップを目指すには、第一種電気工事士の資格取得が最も大切です。年代や経験・未経験は関係なく、勉強を積むことで誰もが資格取得を目指せます。仕事をしながら資格を取得するには、資格取得支援制度を設けている会社で仕事をすると、スムーズな勉強が実現可能です。電気工事士の資格取得を希望している方は、生田電工で仕事をしながら目指していきませんか。


生田電工では、各種電気工事や空調工事、消防・防災用設備機器の工事、電気通信工事などさまざまな工事をワンストップで手がけております。多彩な現場で、経験とスキルを兼ね備えた社員が多数在籍しており、基礎から指導いたしますので、未経験での入社でもしっかりと仕事を覚えられます。


社員のスキルアップをサポートするため資格補助制度を設け、資格取得にかかる費用を全額補助いたします。金銭的・精神的な負担を軽減でき、集中して学習に臨めますので、多くの資格取得に向けて会社一丸となって取り組んでいきましょう。


弊社の年収は、未経験の見習い段階で300万円からスタートします。経験とスキルを積み、現場を任される責任者になると、年収600万円以上を目指せるようになります。努力次第で年収アップが狙えますので、大きなやりがいを感じながら仕事に取り組めるでしょう。


電気工事士の仕事を始めたい方・さらなる経験とスキルを積んで責任者を目指したい方など、電気工事士の仕事に携わりたいと考えている方は、お気軽に弊社までご一報ください。社員一同、皆様のご応募をお待ちしております。